先日、18日の日曜日に東京で開催させた整動協会の経営サミットに参加して来ました。

このセミナーは整動協会の役員5人と多店舗経営をさせている整動協会所属の株式会社ブレイシングの栗山さんの6人による超高密度のセミナーでした。どこぞやのコンサルではなく、(おっと毒が…) 

リアルに鍼灸院を経営している先生方です。私は朝4時半起きで6時の新幹線に飛び乗り、セミナースタート11時、小休憩はあるものの9時までの長丁場！ 座学にも関わらず一切眠気も来ず、終始興奮し、このセミナーに参加できて本当に良かったと思いました。こんなに長時間の座学で寝なかったのは初めてかもしれません(笑) 

その中から印象に残った事を書きたいと思います。文章を書く事は苦手ですが・・・色々な方、特に鍼灸師、これから鍼灸師を目指そうとしている学生さんに読んでもらいたいと思いますm(_ _)m 

トップバッターは整動協会副代表の谷地先生からです。

 「グーグルショックを乗り越えろ」

 8月からグーグルのアルゴリズムが変わったらしくかなりの方がその被害にあった様子でした(+o+) 当院は元々検索順位が高くないのでそれほどグーグルショックの影響を受けませんでした…といいますかむしろ上がってました…なぜか？分かりませんが他の院が下がったからでしょう むしろグーグルショックの恩恵でネットからの今月問い合わせが多いです(^_^;)

谷地先生は北海道の札幌市で快気堂鍼灸院白石を開業されているとてもユーモラスでステキな先生です。 谷地先生のブログはもう絶品で是非みなさん読んで下さい(笑)僕も大ファンです。

快気堂鍼灸院白石が辿ってきた軌跡と売上の浮き沈みを包み隠さず数字まで教えてくれました。なかなかできないですよね(>_<)

そして、今注目の鍼灸師の未来を変えてしまうであろうMIRAIプロジェクトを北斗病院の医師の加藤先生と進行中です。 

鍼灸師というのは一般の方からしたら謎が多いと思います。 三年間学校に通い、高いお金(学費がバカ高い)を出し、国家試験に挑みます。そしてようやくはり師、きゅう師になれます。はり師ときゅう師は別の資格です。合わせて鍼灸師と言います。そして国家資格です(^^)v

卑下するわけではありませんが鍼灸師ってかなり地位が低いと思います。僕は鍼灸という技術に自信も持ってるし、好きなのでそこまで感じた事はありませんが( ｀ー´)ノ 

鍼灸師の現実 

鍼灸師の平均収入は300万前後です。生活して行くだけでやっとです。もちろん やり方次第では稼いでいる鍼灸師さんもいます。

昔は徒弟制度などがあり、師匠に弟子入りしてむしろこちらがお金を払ってでも教えてもらうということもあったみたいです。

ですが今は最低限の生活の保障はほしいですよね・・・ 色々な意見があると思いますが

(*_*)

国家資格を取っても鍼灸師の職場はあまりにも少ない、鍼灸院の募集なんて稀、だいたいが鍼灸整骨院、整形外科などです。

別にいいんじゃないと思う方もいると思いますが、ほとんどの場合、はりなんてできません。出来たとしても少しだけです。

治療と呼ぶには… またその環境の中でも鍼灸師の立場は低い様に思います。 

それはやはり治療に全力も注げず、それじゃあ結果もついてこない 

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鍼灸なんてと大した事ないと思われてしまいます。 (鍼灸師の方なら共感してもらえるでは…) 

例外はあって鍼灸に力を入れている整骨院もあると思いますがほとんどが前者だと思います。 

鍼灸師になった方は、よっしゃーこれで金が稼げる！ウハウハや！ とお金目的でなった方は少ないのではないでしょうか？

やはり鍼灸を通して誰かをサポートしたい、鍼灸が好きという方がほとんどではないでしょうか？

なのに鍼灸師になっても鍼灸で活躍する場所がない…絶望的ですよね… 

福利厚生もなく、低賃金で雇われて、夢も希望もあったもんじゃないです。(すべてではあ りません)　 

勉強したくても自分への投資はおろか生活も火の車です。税金って自分で払ったらかなりきついです 家族がいればなおさらです。これは僕もよくわかります(苦笑)

職場がなければ開業という方法もありますが、これもまた厳しい…鍼灸は好きだけど食べていけないので廃業する方も多いです(+o+)

なぜ鍼灸はここまで普及しないのか？

その原因は中国数千年の歴史といわれますが、鍼灸が極端にエビデンスが弱い事、教育システムがない事、鍼をする場所がない事などの理由にあると思います。

この鍼灸師の冷遇を一気にぶち壊してくれるのでは・・・いやぶち壊せるのプロジェクトがMIRAIプロジェクトです。

そもそもMIRAIプロジェクトとは？

プロジェクトのきっかけは簡単な流れを書きますと

副代表である谷地先生に北斗病院の医師の加藤先生が鍼の研究をするから協力してほしいっと依頼がある

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5億し、年間の維持費が1200万以上かかり、1秒間に1000枚撮ることができ、世界にも数台しかないという脳磁場を計測する機械MEGというスーパーなマシーン！！ これを使い鍼1本し、鍼をする前とした後にどのように脳磁場が変わるか研究をする。

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医師や病院関係者に鍼1本で驚きの効果を出しまくる！！(鍼無双状態) 

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北斗病院の患者さんで難治性の神経痛、ガンの疼痛のコントロールなどかなりの難題にも成果を出しまくる(谷地先生ハンパないって) 

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北斗病院の老健施設で臨床研究スタート 

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成果を出しまくる

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ここまで効果のある鍼がこの待遇はおかしい、もっと鍼を受けられるように環境を整えよう！ 医師の方々に鍼の効果が認められついに病院に鍼科、鍼研修センターが開設される事になる 

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すでに数名の開業鍼灸師の先生を病院の臨時職員として鍼科スタート！ 

鍼科・鍼研修センター

雇用先の確保、研修制度、鍼技術の向上、認知度アップなど 開業している鍼灸師にとってもものすごくメリットがあります！！

病院で鍼の効果を認めるとなれば患者さんは開業している鍼灸院にも行きやすくなると思います。また病院からの紹介も増えてくるのではないでしょうか。  

今の時点ですでに病院4件で鍼科の開設が決まっています。

・北斗病院(帯広) ・熊ヶ谷総合病院(埼玉) ・清和記念病院(札幌) ・北斗病院(札幌) 

この活動がうまく行けば鍼灸の新たな活躍の場が大幅に広がるではないかと期待に胸を膨らませています(´ー｀) 

続いて、株式会社ブレイシングの栗山さんです。

栗山さんは6院を経営し、年商数億のとんでもない鍼灸院です・・・ ものすごい事です・・・鍼灸整骨院ではなく、鍼灸院でこの数字はバケモノです(笑) 

ここまでの成長するまでの苦労を詳しくお話して頂きました。

・スタッフを育成しても辞めてしまう 

・2院目は鍼灸整骨院にし、鍼灸師と柔整師とのイザコザ(笑) 

・保険治療と自費治療の温度差、結局鍼灸院の自費のみに移行 

・スタッフの育成過程一切妥協なし

経営理念についても考えさせられました。

「成功も技術、幸せも技術」 

この言葉がなるほどと感じました。僕はまだまだ技術不足ですね(´_ゝ｀)

そしていかに自分がチャランポランな理念でやっているか考えさせられました・・・ちゃんとしよう((+_+)) 

続いて、整動協会代表の栗原先生です

「ツボネットがもたらす集客イノベーション」

ツボネットとは？ 

ツボ⇔症例(病名)⇔地域　をつなぐ 

メリットは？

自分の鍼灸院の集客だけではなく、鍼灸業界全体の患者さんの目を作る。 現在、クチコミのポータルサイトは素人目線になってしまい、患者目線と素人目線での違いが出てしまっている。

 患者目線とは自分の症状についての悩み、どこに行けばいいのかなどである。素人目線では、クチコミが高くて人気の治療院という流れになってしまう。でもそこの治療院がその症状に強いかはまた別の話になる。 

ツボネットで症状を検索し、その症状に強い鍼灸院を探せて、また整動鍼は規格化されているので同じ技術持つ通える範囲の鍼灸院を探す事ができるようになる。 

鍼灸を規格化するってスゴイ事です。同じツボでも鍼灸師によって、流派によっては位置が全然違います。規格化すると何が良いのかというと評価がしやすいという点があり、整動鍼のツボはミリ単位で決められており、そこに正確に鍼をすれば狙った効果が出ます。ツボ、人によってバラつきのない整動鍼をMEGを使い、脳磁場を解析することができます。鍼の効果の解明に大いに貢献してしている。 

個人で症例をアップしたものを集約し、より患者さんに症状についての情報を探しやすくする。⇦患者さんの目 

鍼灸の年間受療率は全国民の5％程です。鍼灸業界を巻き込んで受療率を上げ、鍼灸院、鍼灸師の不足状態を作っていきたいという壮大な夢があります。 

またプロがプロを評価できるようになり、自院の症例をアップすることによって患者さんだけでなく鍼灸師(プロ)がその症例を評価できる仕組みになっている。

一人鍼灸院をしているとどうしても視野が狭くなりぎみになってしまいます。

MIRAIプロジェクトとツボネットは今後の鍼灸業界に革命を起こせるはずです。

当院もツボネットのモニターに選ばれました。今から楽しみで仕方がないです(´ー｀) 少しでもこの流れに貢献し、鍼灸の業界を明るくしたいと思います。整動協会は全国の鍼好きの先生とも交流が持て、ワクワクする事がいっぱいです。そして鍼が好きになります。治療に迷ってる先生はオススメですよ(*^^*)

長くなってしまったので後半戦はまた今度書きたいと思いますm(_ _)m