鍼之輔

岡山で鍼灸院をやってます。一児のパパでぼちぼちやっております

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リスクマネージメント

この言葉を耳にし、しみじみ良かったと思う事が最近あり、お恥ずかしいですが書きたいと思います。実際の症例です転びドアノブに腰をぶつけ、それから痛くなった腰痛患者 80代 男性 来院 2018年症状と来院理由 来院の3日前に転び、ドアノブで腰を打ったその時は痛くなかったが次の日から痛くて動けなくなった。その日にお問い合わせをもらったが高齢なのでもしかしたら骨折の可能も考えて、一度整形に受診をしてもらった。骨に異常はなく、ぎっくり腰だろうという診断で、痛み止めと湿布をもらった。痛み止めを使ったがあまり効果がなく、昨日は痛くて寝れなかった。当院には知人の紹介で来院した。治療内容と経過 痛みが出る動作では、椅子から立ち上がる、歩くなど、腰が痛みじっとしていられなくいつもゴソゴソ動いている。まず、座位で腰の緊張をとるために手のツボに鍼をした。横向きにはなれそうになったので側臥位になってもらい足のツボに鍼をした。次いで座位での背中を丸めたり伸ばしたりすると痛みが出る。手のツボに鍼をして痛みが楽になったので施術を終了した。 2診目 2日後 施術後は楽になり、よく寝ることができた。次の日に歩いていると足を引っかけてしまい転びはしなかったが膝がガクッとなり、それからまた痛みがぶり返し、痛みで夜も寝れなくなった。お尻の痛みでじっとしていることが難しい。横向きになってもらい手のツボと足のツボに鍼をした。少し楽になり、短時間ならじっとできるようになる。次いで座位になってもらい、片方に体重をかけると痛みが出るという事からスネのツボに鍼をした。その痛みも楽になったので施術を終了した。歩く時にお尻に痛みがでていたがまだ残っているが施術前に比べると楽になったとの事。3診目 翌日 昨日はよく寝れてた。だいぶ痛みはましだが歩くとお尻の辺りが痛いような気がする。じっと出来るようになってるいる。仰向けになると右の腰からお尻辺りに痛みが出て、長くはしてられない。
まず横向きで手のツボと足のツボに鍼をした。少し仰向けが出来るようになったので足のツボに鍼した。今度は座ってもらい肩甲骨のツボに鍼をし、歩いてもらうと施術前よりお尻の痛みが軽くなっているので終了した。主に使用したツボ 威霊、精霊、足太陽、後谿、陽輔、懸鐘、肩貞  考察 今回の腰痛は転んだ衝撃が仙腸関節の痛みになって出た症例と考えた。1診目で楽になったが膝がガクッとなってさらに痛みが増したのも仙腸関節に影響が出たのであろう。仙腸関節の動きを調整してあげると次第に痛みは治まってきた。
この様な腰痛はレントゲンなどではわからない、なのでしっかり原因を見極めながら施術を行えば早期に改善が望める。  と思っていましたが・・・患者さんは治療後楽になり、大変喜んでいましたが2日後に症状がぶり返す、フラフラするような気がするなど訴えがあり、これは何かおかしいと感じもう一度病院受診を促し、翌日にかかりつけの病院で精密検査をしたところお腹に脂肪のようなもの?血の塊のようなもの?があったらしく緊急手術になりそうと奥さんから連絡を頂き、ゾッとし肝を冷やしました・・・奥さんは病院受診を促してくれたことに感謝してくれましたが・・・あのまま治療を続けていたらどうなっただろうと背すじが凍りました。当院では整動鍼を用いているので局所には鍼はしません。特に痛みが強い時はなおさら局所、刺激量を抑えて施術をしています。今回のケースで腰に直接施術、マッサージなどをしていたら悪化を招いていたかもしれません・・・一度病院受診をしてもらっていて骨折の有無を確認していたが今回の事を肝に銘じ、今後も違和感などを感じたらすぐに適切な医療機関に送りたいと思います。適応か不適応かを見極める目を養いたいです。

西日本豪雨鍼灸ボランティアレポ その2

今回西日本豪雨の鍼灸ボランティアに参加させて頂いて感じた事をまとめました! 鍼灸について ・鍼灸の需要はあまりないが、マッサージの需要はかなりあるように思えた。今回は利用者さんの希望通りに施術をさせて頂いた。
その後、活動されている先生の報告では、鍼灸のリピーターも増えているそうです。お灸に関しては諸事情(火を使えない、煙の問題等)使えない。お灸もすごくいいのですが仕方ない・ 今回施術させてもらって多かった症状は首•肩こり、腰痛、むくみ、足のだるさ等でした。僕のやり方では今回活法をよく使いました。綱引、突き引き、霊ふり等を使い対応し導引術ははあまり使用しませんでした。鍼では整動鍼で首のアプローチし、喜んでもらえました。基本的にはオーバードーゼにならないようにドーゼは少なく、気持ちのよい施術を心がけ、施術をさせて頂いた方には「また来てな」「気持ちよかったわ」「身体が楽になったわ」など感想を頂きました。少しでも楽に過ごす事ができたら嬉しいです。やはり鍼には抵抗があるが、受けてみれば良さをわかってくれました。 ・昼間の避難所の年齢層は高齢者が多く、若い方は家の片付けに行ってほとんどいませんでした。若い方のニーズは夕方以降に多いそうです。今回施術させて頂いた方は40代~80代の方でした。女性、男性の割合は半々という感じでした。 避難所の生活について ・避難所は案外涼しい、何もしなければ汗はかかないほど、でもやはりプライバシー等はあまりないように思えた。カーテンがあるところはまだ良いがほとんどが段ボールのパーティションだったので立ったら見えてしまう。女性は大変だなと実感した。
高齢者の方はよく見かけましたが、小さなお子さんはあまり見かけず・・・・。僕にも1歳8ヶ月の息子がいますが、避難所の環境で生活するのはかなり厳しいと感じました。5歳ぐらいのお子さんは元気いっぱいに駆け回っていました。・ 食事は朝、昼はパン、おにぎり、カップラーメン等が支給されていて、晩にはお弁当が支給されてる様子でした。熱中症対策に経口補水液を置いていて、お菓子等もありました。 ・衣服等も今は支給が整っており、洗濯もできている様子でした。・ 段ボールベッドはかなり使える、普段使ってもいいぐらいです。動作においては高齢者の特に立ち上がりが楽で、地べたに寝ていたときは大変だったようです。・今は水道も復旧して普通にトイレが使えるが仮設トイレは大変…狭い、暑い、臭い…それでもトイレがあるだけでもよかったとの事。実際僕もトイレをお借りしましたが…かなり狭かったです…洋式で座ると目と鼻の先には壁がある感じでした。元気が吸い取られます(笑)一方、元気になれるトイレは仮設トイレより、キレイでかなり広く元気になれます!!トイレって大事だなと感じました。高齢者、身体の不自由な方にはやはり大変だと感じました。・ 避難所によって人数がかなり違う今回お邪魔させて頂いた避難所は多いところは200人以上少ないところは10人未満。少ないところの方がのんびりできる感じはありましたが、今回僕たちのようにボランティアがなかなか回ってこない。多いところはプライバシーがあまりないが支給品等は優先的にきているみたいです。 ・お風呂は決まった時間にバスに乗ってどこかで入っているみたい ニュースでよく見る真備地域ではありませんでしたが、倉敷の一部もかなり水害の被害を受けている。ちなみに美観地区は問題ないみたいなのでみなさん来て下さいm(__)m今回特に印象に残った話 ・水害にあい、2日間屋根の上で手を振って肩が痛くなった… ・下肢の装具が流れてしまい、歩く事が困難になった… ・新築の家を建って、水害の被害に遭われた… ・ご高齢の独り身でこれからの生活をどうしようか… ・避難所の生活は大変だけどみんな親切でありがたい・ 避難所で初めて鍼、マッサージを受けてこれはいいものだと感じて頂いた など色々なお話をお聞きしました。これらは僕が避難所で感じた事です。実際は違う所もあるかもしれません。

今回初めて災害のボランティアに参加させて頂いて本当に勉強になりました。連日ニュースなどでは見ていましたが、やはり百聞は一見に如かずで実際行ってみないと分からない事はたくさんあり、またニュースでは真備地域の事がよく目にしますが、その他にも被災されている方々がたくさんいます。被災された方が少しでも早く前と同じ暮らしがおくる事ができるように微力ながら支援をしていきたいと思います。
鍼灸師として思う事はもう少し鍼灸師会と柔整師会など色々な団体がボランティアに入っています。素晴らしい事だと思いますが、業界の垣根を取っ払いもう少し話し合い、お互いのカバーできないところをカバー出来たら被災者の方々の助けになれるのになと感じました。
一兵卒のたわごとですが・・・今回一緒にチームを組んだ赤澤さんと竹井さんです。
お二人はまだ20代でもう何回もボランティアに参加されています。素晴らしい方々です。
僕がお二人の年齢の時にボランティアに参加出来たかどうかわかりません。
専門卒業し、21で鍼灸師になり、周りにいつも若いねぇ~と言われてきた僕ですが…年下の方が増えて来て自分も年を取ったなぁ~としみじみ感じました(笑) 

鍼って効くの?

友人、知人、患者さんなどにこの仕事柄鍼って本当に効くの?プラセボじゃない?とかよく聞かれます(>_<)すべてに対応できるわけではありませんが、僕も一応鍼灸師です。もちろん立場的には効きますって答えます(笑)でもはっきり自信を持ってそう答えれるようになったのは最近です(^_^;)なんで効くかはまた今度書きたいな実際鍼が効くって自信持って言える鍼灸師さんがどのぐらいいるのかな~これは鍼だけの場合、マッサージや手技等はなしにして!先日、専門学校の同級生から今度開業するようになったと連絡をもらいました!!彼はみんなから慕われて○○兄っと呼ばれています。僕が彼と出会ったのは高校卒業し、専門学校に入りたてのまだウブだったころ…出席番号が僕の後だったのですぐに打ち解け仲良くなりました。年は僕より6つ大きかったですが、少年のような心を持っていてよく仲の良い仲間にはピーターパン症候群とからかわれるいます(笑)彼は学生時代、仕事もいくつも掛け持ち、少しの時間が出来たらすぐ遊びに行って、疲れ果て授業中寝ている事もしばしば(笑)そんな彼だったので国試に受かり、僕は安心しました←(上から目線)就職し、整骨院に勤め、鍼灸の腕を磨いてきた彼がついに近々開業に向けて動き出すと報告をしてくれました。僕の方が年は下ですが、開業に関して先輩なのでどういう風にするのか、立地、集客、経営、資金繰り等の話を色々しました。←そんなにえらそうに言える立場ではありません(笑)そして、もちろん治療の事も!!僕が最近SNS等で整動鍼の事をよくアップしているので整動鍼についても聞かれました。『整動鍼ってどうなの?』「整動鍼いいよ、臨床やってて楽しいよ。幅広がるし、バネ指って鍼で治るよ」『マジで?バネ指なかなか治らんと思ってた』的な会話を僕が整動鍼についてつらつら語り、気がつくと30分以上語ってました。(長時間すみません)好きな事語りだすと止まらないですよね~(*^^*)やはり僕が鍼って効くって自信を持って言えるようになったのは整動鍼を取り入れた頃からですね。以前の治療法もスゴく魅力的でよかったですがなんかスッキリしない部分があり、もやもやしていました。その点整動鍼は僕に合っているのかスゴくしっくりきます。彼との会話で中で自分が自信持てない治療はツラいし、患者さんに対して申し訳ないよね~その点に関してはクリアー出来てるな~と思います。(自信があるからと言ってすべて対応出来る訳ではありません…)と、まぁ整動鍼をガチで勧めてみました(笑)とりあえずこれを読んで